コミュニケーションが面倒くさく感じるときの考え方
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コミュニケーションは不要だと感じる人が覚えておくべきこと

コミュニケーションが苦手という、いわゆる「コミュ障」という人がいます。
一方でコミュニケーションを取ることは問題ないけれど、コミュニケーションの必要性や重要性が分からず、わずらわしいものだと感じる人もいます。

そんなコミュニケーションの必要性と、頭にいれておくべきポイントについて説明したいと思います。

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コミュニケーションの大切さ

学生時代も社会に出ても、他人と全く関わらないということはありません。
そして社会に出ている人にとっては当たり前だと思いますが、コミュニケーションは社会生活の中で欠かせない重要なものです。
「コミュニケーション力」とか「コミュニケーションスキル」という言葉として、社会人にとってはひとつの武器のように扱われていたりするからです。学生時代と意識のギャップがあったのではないでしょうか。

人生は人間関係で決まる

コミュニケーションへのマイナスイメージ

社会人のコミュニケーションスキルと聞くと、極端な例ですが、お客さんにおべっかを使って愛想よく接したり、上司や先輩との飲み会でお酌をしたり、一発芸で楽しませるようなスキルという印象を持っている人もいるようです。

相手が気持ちよく会話できるようにという心がけはひとつ合っていますが、自分が損したり、犠牲になるようなイメージがあるようだと障壁になってしまいます。
特にひとりで何でもできる人、自分が正しいと考えがちな人は、人の助けを求めないため、コミュニケーションがマイナスなものと感じやすい傾向があるようです。
そうなってしまうと、人といる時間にメリットが感じられず、むしろ自分の時間が削られるとか、お金がかかるとか考えてしまいます。

人間関係は切っても切れない

転職の一番の理由は「職場の人間関係」だと言います。いつの時代もほとんど変わることがありません。
しかし逆に言うと、人間関係が良好であれば、人はなかなか辞めないということでもあります。

人の悩みのほとんどは人間関係とも言います。
友達や家族、恋人、職場の先輩、後輩、上司、お客さん、色々な関係性の中で、「もうこんな人には会いたくない」という人も「この人にもう一度会いたい」という人もいるのではないでしょうか。
その先には、その人に謝ってほしいとか、好かれたいという思いがあるのではないでしょうか。

つまり、人から何かして欲しいと求めている部分が少なからずあったりするものです。それが行動におこすモチベーションになったり、叶わなかったときに悩みになったりするのです。

目標や願望も人が関係することがほとんどです。
恋愛や結婚はお互い好きになった人としたいものです。仕事を成功させたときには、周りから称賛されたいものです。

つまり幸福は、人が関わったほうが感じやすく、良い人間関係が多いほど強く感じられることも想像できるかと思います。

世の有名な成功者も、人との出会いがきっかけで奮起したり、天職を見つけたり、人との繋がりで仕事を得たり、協同で事業が回っていたりするものです。

信頼の積み重ねが必要

人間関係は、日々の小さな信頼の積み重ねによって築かれていくものです。
知り合いになるのは一瞬でできますが、お互いがどのような人かを知るには、時間がかかります。

こう書くと、やはり人間関係は煩わしくて面倒と感じる人が出てきそうです。
しかしながら、人に不義理をするとツケが回ってくるものです。

約束の時間を守るとか、悪いことをしたら謝る、何かをしてもらったら感謝を伝えるというのは当然ですが、挨拶やちょっとしたことに対するお礼やお詫びなどは、「面倒だからいっか」とか「相手も分かってるだろう」と軽視するのは危険です。

古い文化だと考える人もいるかもしれませんが、わざわざ上の世代に悪い印象を持たせたり、今の時代を分からせてやるとリスクを背負う必要はないのです。

同じく人との会話で、ほんの少しでも誰かをディスったり、陰口を言ったり、八方美人であることもツケが回りかねません。
誰かをディスっている人は、他の人と話したときには私のことをディスっていてもおかしくないなと感じます。
人前であまりにいい顔をしている人をみると、自分と接するときには無理して自分に合わせてくれているのかもなと感じます。

そしてそのような印象は長く持たれてしまいます。
人はその人がこういう人だと感じたら、その人がその後も成長していないように感じます。
昔意地悪だと感じた人は、今会っても意地悪なイメージになってしまいます。

芸能人の品川庄司の品川さんは、いつ頃からか最近テレビに呼んでもらえないと嘆いていましたが、理由として若手のときにスタッフに横柄な態度をとっていたため、そのときのスタッフがディレクターに出世したことで、昔の恨みがあるからだと言われています。

数年前の不義理が返ってくることがあるのです。

これからの人間関係をどうするか

コミュニケーションが面倒だと感じる人にとっては、身近な部分だけでなく広い視野を持つとよいかもしれません。
良好なコミュニケーションを交わせる人との出会いが少ないだけかもしれません。
トラブルを恐れる思いもあるかもしれませんが、トラブルから学べることは多くあります。
むしろ、人は誰でも、現時点でもトライ&エラーで失敗と反省を繰り返し、お互いが良好なコミュニケーションを取れるように学んでいっている過程だとも言えます。

今では、SNSのプロフィールで自分を知らせることができますし、相手を判断することもしやすくなりました。
SNS上の友達を見ることが信頼性をはかるひとつの方法だったりもします。
人を引きつけるプロフィールの書き方や写真の選び方などテクニックもあるくらいです。

それほどプロフィールは重要であり、ビジネスをする上でもプロフィールと業績、テキストのやりとりだけで簡潔できる場合もあるでしょう。

しかし、自分の幸福を目指した場合に、テキストだけの相手から本当に幸せを得られるでしょうか。
信頼が得られ、プロフィールにない自分をも理解した人からの祝福が多いほうがより幸せを感じられそうではないでしょうか。
損を感じる以上に得られる得があると考えれば、コミュニケーションの捉え方が変わるかもしれません。

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