デジタル疲れ(SNS疲れ)の対処方法
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デジタル依存やSNS疲れを感じる人がストレスフリーになる方法

今やビジネスマンの2人に1人は、デジタル依存であると自覚があります。
特に20代の女性は、66.4%と3人に2人の人がデジタル依存だと認識しています。
海外でも2012年の早い段階で「Facebook fatigue(フェイスブック疲れ)」という言葉も一般的になりました。

デジタル依存と自覚のある人は、スマートフォンやパソコンが寝ても覚めても気になり、触っていないとイライラしたり不安になったり、手放せなくなる症状に陥っています。

SNSやゲームなどを含めたデジタルは欲深さを強くする、中毒性があるのです。デジタルに触れる時間が惜しくて、会社の飲み会を断ったり、対面での会話中にスマホをいじったりしていれば要注意です。疲れだけでなく、思考力や集中力の低下を招いたり、相手を不快にしている可能性だってあります。

そして、デジタル依存でなくとも、SNS疲れなど、デジタルの世界に疲れを感じている人は多くいます。若いうちは体力もあり、疲れを感じない人も多いですが、社会人になって仕事や責任の負担も加わり、どっと心身に疲れを感じる人が増えています。人によって疲れが表に出てくるタイミングも差が出てくるでしょう。

疲れを感じる2つの理由

身体面での疲れ

デジタルの中でも、若者は特にスマートフォンの利用が多く、複数台所有しているケースも多いようです。このスマートフォンの利用により直接的な身体面での疲れに繋がるものがあります。

うつむいた姿勢による、首や肩、腰などの血行不良が挙げられます。
直接的な痛みは伴わなくとも、無意識にダメージは蓄積されている可能性があります。
また血行不良が続くと冷え症に繋がります。「デジ冷え」という言葉にもなっています。

また、寝る前のスマホ使用により、視力の低下や寝不足などの問題もあります。寝る前にブルーライトを浴びることにより眠りの質の低下にも繋がります。ソーシャルゲームなどの没入型であれば、特に視力の低下にも繋がりやすくなります。

心身面での疲れ

まず依存症の人は、スマートフォンやパソコンを触っていないとイライラしたり不安になったりします。デジタル化によりあらゆる情報を目にすることが増えた現代人にとって、自分の処理能力を超える量の情報が入ってきた場合にはとたんにストレスになります。ネガティブな情報も入りやすくなっており、同調しやすい人は更にストレスを抱えます。
それ以外にSNSによる影響も大きく、友人の楽しそうな投稿などのいわゆる「リア充」を目にすることで、嫉妬したり、落ち込んだりという悩みを持つ人もいます。お付き合いとしてのコメント、返答する義務感、投稿に対する不特定多数の反応や、監視されているストレスなどもあります。いいねがもらえないと欲求不満をもたらします。攻撃的だったり高圧的なメッセージを受けるリスクもあります。それほどSNSには様々なストレス要因があります。

ストレスフリーにするための方法

20代のスマートフォン保有率は90%以上で、ほとんどの人が毎日利用しています。その中で、SNS利用率は80%以上です。また、ソーシャルゲームの利用率は85%以上(※2019年調査)と高い割合でいることが分かります。
デジタルやSNSを断つというのが一つのストレスフリーになる手ですが、どうしても手放せないという人は上手に付き合う必要があります。

デジタルと上手に付き合うための方法には以下があります。

  1. 自分軸をつくる
  2. 必要な情報に集中する
  3. 情報を遮断する時間をつくる

2つ目の「必要な情報に集中する」と3つ目の「情報を遮断する時間をつくる」については、以下の記事で紹介しています。

情報に飲まれていると感じるときに気付くべき一番大事なこと

要するに、SNSで他人の情報を見ている時間は、他人のために時間を使っていることになるので、もっと興味と目的を持った自分のための時間を使うことに集中しましょうということです。そして、歩きスマホのように、何かをしながらの情報収集は逆に効率が悪いため、ながらになってしまう場合は思い切って情報収集を遮断して、元々取り組んでいること集中しましょう。

そして、その元となるのが、1つ目の「自分軸をつくる」ということです。
順番が1番目なのは、自分軸ができて2つ目の必要な情報が分かるためです。

SNSは特に、人に左右されやすいツールです。身近な人の言動が見え比較しやすく、自分の投稿に対しては承認欲求も出てきます。
他の人がこうしているから自分もこうしたい。みじめだ。自分の方がすごいんだと考え出します。
他人に認められたいから自分はこうする。こうしなければならないと考え出します。
他人の基準で考えてしまい、自分が主体になっていないのです。

このような状態に陥っている場合は、自分の軸が必要です。

例えば、私は目立ちたがり屋で人を助けるのが好きなので、メディアを通して元気のない人を元気づけることを生業にしたいと考えて、SNSやYouTubeをツールとして活用するのであれば、自分軸がある状態だと言えるでしょう。

人の評価は、何かをする上でのモチベーションにはなりますが、それ自体が目的になることはありません。
どんな媒体・ツールかは一度置いておいて、自分を主体にしたときに、本当にそれはやりたいこと、自分が活かせることなのだろうか気付くことが必要です。

やりたいことを見つける方法については、以下の記事で説明しています。

やりたいことを見つける方法

もしもスマホがこの世から一斉になくなったら、私は何をしているだろうかとイメージするのも良いかもしれません。人に何かを求めなくても満足できる何かを探しましょう。
そのことで自分軸ができあがってくれば、必要な情報を得たり、必要な行動に集中することができ、ストレスもなくなってきます。

まとめ

テレビやYouTubeなどで新しい番組が目に入ったり、新しいSNSアプリ・ゲームが目に入ったりしてきても、一旦立ち止まりましょう。友達より先取りしたいとか、友達とのコミュニケーションで必要と感じたりするかもしれませんが、自分で自分を忙しくしていることに気付きましょう。
本当の自分のための時間を食いつぶして、自ら不健康やストレスを連れてきている可能性があります。

10代20代の頃は体力があります。疲れを感じない人は特に、今の生活が当たり前に感じるかもしれませんが、数年後に振り返れば異常と思えるかもしれません。
小さな心身の負担が蓄積されている可能性があるのです。

疲れを感じているのであれば、体がシグナルを出していると考えたほうが良いでしょう。
この機会に自分の軸を意識し、何が必要で何が必要でないかを見極められる頭にしておきましょう。

参考

https://www.lisalisa50.com/research20200303_4.html

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