在学中に知っておきたい大学生が受けられる恩恵
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後悔しない大学生活を送る方法 パート2

前回は大学生を卒業した人が、大学時代にこうしておけばよかったと後悔することをまとめました。

前回の記事はこちら

後悔しない大学生活を送る方法 パート1

今回は、そんな後悔した言葉を受けて、在学中に十分に大学を活かすためにはどうすればよいかというところを深堀りしたいと思います。

大学生が受けられる恩恵

前回の記事で、在学中の大学生は、大学という恵まれた環境にいることに気付きにくい。と言いました。
ほとんどの人は、今が当たり前の日常なので、実はありがたいということに気付けません。

では、まず現状の事実を知って、具体的に大学をどう活かせるかを考えてみましょう。

大学の講義1コマにはいくらかかっている?

そもそも大学の授業料を知っていますか?
大学の講義1コマは授業料から換算するといくらでしょうか?

ざっくり計算してみます。

私立文系4年間の例で、
入学料と授業料と施設設備費等合わせてざっくり4年間で約400万円とします。

すると1年間で約100万円

単位は4年間で124単位(1科目2単位)取れば良いとすると、
単純計算で1年間で31単位取れば良い計算になります。
(実際には3・4年生は就職活動などもあるため、1・2年生のまでに7割程度取得しておくのが理想ですが)

そのため1年間で約16科目(32単位分)を履修するとして、1科目あたり約6万円です。

1科目あたり約15回の講義とすると、
講義1コマあたり約4000円と求まります。

仮に時給1000円のアルバイトをしているとしたら、
講義1コマ受けるのは、4時間働くのと同じ価値ということになります。

言い方を変えると、同じ90分でも
講義1コマで得られる価値は4000円相当なのに対し、
アルバイトで得られる価値は1500円相当ということになります。

そして講義は、受けても受けなくても4000円の支払いは生じます。
アルバイトは、働かなければ1000円は受け取れません。
講師の都合で講義が休講になるのは果たしてラッキーなのかと思えてきますね。

大学のメリットを知る

今大学生というあなたは大学を活かしきれていますでしょうか?

先程大学4年間の授業料が約400万円という例を出しましたが、
授業料以外にも大学に関連して支払うもの・捧げているものがあります。

捧げているもの
  • 約400万円の授業料
  • 教科書代
  • 交通費
  • 家賃・生活費(下宿や寮、一人暮らしはもちろん実家で親が支払う場合でも費用)
  • 4年間の時間

教科書代や交通費に関しても細かく計算してみると良いでしょう。

こうして見ると、結構お金がかかっていることに気づくと思います。
大学を学位を得るだけ、つまり大卒という肩書きを得て就職するだけのために、単位を稼ぐために講義を受けるだけの場所と捉えると、高いと感じるかもしれません。

また自分での支払い経験が少ない学生時代では、そんなもんなんだと高いと感じることもなくピンとこないかもしれませんね。

しかし、社会人になった人間からすると、これほど恵まれた環境はないと感じます。
確かに講義のためだけに、家と大学を往復するだけのことを考えると、安い金額ではないと思います。
ところが、大学では講義以外にも得られるものはたくさんあります。

大学で得られるものの例を以下に挙げます。

得られるもの
  • 学位(大学卒業資格)
  • 講義受け放題
  • 教授・教職員らに相談し放題
  • 学食利用し放題
  • 図書館利用し放題
  • パソコン・インターネット使い放題
  • 部室→社会に出た途端有料
  • 部活補助
  • 出会い・交流の場
  • 学割の権利

どうでしょうか。
今在学中の人は、十分に大学を活かせてるでしょうか。

この辺りの詳しい話は、やる気を出させてくれる熱いスピーチがありますので、こちらを聞いたほうがモチベーションは上がるかと思います。


ポイント

「教授・教職員らに相談し放題」

その道のプロフェッショナルにただで話が聞けるということです。
卒業後に話を聞こうと思ったら、よほど意義のあるビジネスを持ちかけるとかしなければ、話はできないでしょう。また、他の分野でもそうですが、プロに話を聞いたり相談するという行為は必ずお金がかかります。普段何気なく講義している教授が、実はものすごく権威ある方で、論文や本を出しているかもしれません。将来仕事をする上で役立つ情報を教えてくれるかもしれない存在かもしれません。一度調べてみると良いでしょう。

「図書館利用し放題」

公共の図書館もありますし、一般に開放している大学の図書館も多いですが、通学のついでに気軽に立ち寄れる図書館のメリットは大きいはずです。
前回の記事で、もっと経験・チャレンジすればよかったという後悔にあるとおり、視野を広くするために、様々な分野の本に目を通すということも良いと思います。
また、図書館では本以外にも自習スペースがあったり、AV施設で映画が観られるところだってあります。ラウンジでカフェができるところだってあります。

「部室・部活補助」

部室や設備も使い放題です。
社会人で同じ環境を整えようとすれば、場所代と利用料がかかります。
例えば、軽音部であれば、スタジオ利用料が無料ですし、楽器等の機材の購入費やレンタル料がかからないわけです。
運動部であれば、体育館やグラウンドの利用が無料ですし、ボール等の必要機材もかかりません。遠征費なども出るところでは出ます。
場所に関して言えば、予約もスムーズなことでしょう。
社会人になると休みの土日に集中する熾烈な予約取り合戦があり、少しでも予約が遅れると取れるのは高いところだけということがあります。

「出会い・交流の場」

少し抽象的ですが、同年代が同じ目的を持って一箇所に集まるということも、当たり前なようで貴重なことです。
社会に出てからの交流の場というのは、お金が絡みます。
婚活パーティーなど男女の出会いの場であれば参加料がかかります。
企業の主催のパーティーであれば、無料であったとしても宣伝や何かしらのビジネスの話がつきものです。
大学生の誰もが目にする掲示板や、大学祭などのイベントは、大いなるきっかけと感じられるでしょう。

まとめ

今無料だったり安価でできていることが、社会に出た途端有料だったり高価になることが多いと分かります。
はっきり言って社会に出て有料であることを実感しないと、今あるこれらを恩恵として感じるのは難しいでしょう。
もちろん学費に含められていると言えばそうなのですが、恩恵を受けられていることを知るのと知らないのでは大きく違うのではないでしょうか。

そして、休講があったり、代返ができるとか、テストなしで単位が取れるとかは果たして得でしょうか。
楽=得と考えればそうかもしれません。
しかし価値を受け取るという意味では全く得はなく、むしろ損をしていると言えます。

元を取ろうと無理やり恩恵を利用する必要はないのですが、「もっと経験やチャレンジがしたかった」と後悔しないためのきっかけ作りや、実際に自分の興味・関心がどこかに向いたときに活用できるとよいのではないでしょうか。恩恵を受けていることに気付いていないということは、前回の記事にあったとおり後に後悔へと繋がります。逆に恩恵を受けていることを知っていれば、いざというときの選択肢として自然と思い出せることでしょう。

次の章では、具体的に大学在学中にやっておくと良いことについてもっと深堀りをしていきたいと思います。


後悔しない大学生活を送る方法 パート3
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