後悔しない大学生活を送る方法 パート4
前回は、大学時代にやっておくと良いことをまとめました。
前回の記事はこちら
大学生で将来を考えてみると、今受けている講義がどのように活かせるのかピンときていない人がいるかもしれません。果たして今学んでいることは意味のあることなのだろうか。私はこの勉強を活かす仕事につくのだろうか。そもそも自分は何がしたいのだろう。と考える人もいると思います。
今回はそんな疑問にも触れつつ、前回の続きとして、大学時代にやっておいた方がよいこと第二段を紹介します。
大学生でやっておくとよいこと
前回のパート3では、海外旅行とアルバイト・インターンについて深堀りし、アウトプットするチャンスと重要性についても触れました。
ここでは改めてインプットについて考え、インプットとアウトプットの質を上げることを考えていきましょう。
インプットとアウトプットの質を上げる
インプットの質を高める
大学の講義はそもそもきちんと聞いていますか?
スマホや居眠りなどして過ごしていたりしませんか?
パート2で解説しているとおり、大学の講義の価値については理解はできると思います。
まだ読んでいない方はこちらから
講義を100%目的を持って理解している人は少ないと思います。
全然理解できていないという人は、将来使う知識かどうかは一度置いておいて、心がけたほうがよいことがあります。
それは今学んでいる知識が今後どう活かせるのか考えてみると良いでしょう。自分が今何のために学んでいるのか分からないと、単位を得る以外の学ぼうというモチベーションも湧きません。
ひと昔前よりも情報は得やすいと思います。ただ生きた言葉で説明が欲しければ、講師に直接聞いてみると良いでしょう。
詳細まで知らなくても、講義の題目として、このテーマがどのように役に立って、どんなものなのかという核になる部分は知っておくべきです。イメージとしては、就職活動中、採用面接の際に、面接官からどんな講義だったのか聞かれた場合や、後輩に、「この講義で何をやってるんですか」と聞かれた場合に、相手を「なるほどっ!」とうならせる回答ができることを目指すとよいかもしれません。
それ以外にも第三者に説明する機会があると尚良いでしょう。
名著「思考の整理学」でも、異分野の人との交流機会をつくると良いと言います。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
ここで分かるかもしれませんが、インプットの質を高めることは、実はアウトプットすることでもあります。
誰かに説明したり、発信したり、自分の将来を描くというアウトプットをすることが、インプットする内容もモチベーションも高めることが分かります。
具体的に説明する人を思い浮かべてみましょう。異分野の人へは、基本的なところの説明から始める必要がありますし、恋人など異性には、その人が好きな分野と絡めて、こんなことをしていると興味をもってもらうための説明の仕方を考えられるかもしれません。是非アウトプットを意識したインプットをしてみましょう。
自分の特性を知る
大学3・4年の就職活動を意識してくる頃に適職検査とか自己分析をする人は多いです。ですが、大学1・2年のうちに自分の特性を知って、在学中に十分に将来設計をしたいと考える人は、早い段階で試してみてもよいでしょう。これも早い段階でインプットの目的を見つけることと、その後より多くのアウトプット時間を確保するためにも有効です。
人生の軸が見つかったり、向き不向きを知るきっかけにもなります。
やりたいことを見つける方法について、詳しくはこちらの記事にあります。
どうしても自分でやりたいことが見つからないという人は、サークルを複数かけ持つなどして、自分の可能性を広げるチャレンジをするのも一つの手です。
尚、自分を知る最中に、やりたいことが分かって方向転換があるのはアリです。むしろ自然なことかもしれません。大学の中で、他の学部・学科で興味がある講義があれば、相談して出席させてもらうことはできると思います。また、学部や学科を移る選択肢だってあるでしょう。ダブルスクールで専門学校に通うこともできなくはありません。空いた時間で打ち込めることであれば、とことん打ち込めばよいでしょう。
マネーリテラシーを高める
日本の学生は、世界に比べてお金について学ぶ機会があまりにもないと言われます。
しかし最近では特別な授業としても取り上げられたり、勉強する場があったり、希望すれば学ぶ道はあります。逆に言えば、学ぼうと思わなければ学べない状態です。
しかし人生のほとんどはお金と接します。避けては通れないかけがえのないものでもあります。振り回されたり、一喜一憂するものでもあります。
学生時代に特別授業としてお金の授業があった場合にはラッキーでしょう。
社会に出てからお金(投資)について学ぼうとすると、利益目的がついて回ります。
自らお金について学ぼうとする場合は、相手が利益を求めているかどうかを見極め、正しい情報を得るように気をつけましょう。
お金についての詳しい情報は、そのような正しい場所で得てもらうとして、ここではお金の管理の仕方について触れたいと思います。
それは、通帳です。
お金のIT化(フィンテック)も日々進歩していますが、現時点でお金が管理されているのはまだまだ銀行などの金融機関です。もちろんこれから説明する内容は、お金の保管場所についてなので、金融機関に限った話ではないのですが、現在一般的な通帳という言葉を使って説明します。
お金の管理に自信がなかったり、初心者であればおすすめの方法があります。
クレジットカードは持っていますか?
スマホアプリの課金や、光熱・通信費などの定期的な支払い、ITサービスの利用料など様々な場面で、学生の方でも支払いのケースがあると思います。
YouTubeなどで収入の機会がある人や、今後予定がある人は特に重要です。
実は、大人向けには以下のような4種類の通帳、つまり口座を使い分けることが言われていたりします。
- 入金用の口座
- 貯蓄用の口座
- 生活費用の口座
- 緊急予備資金用の口座
ものによっては投資用の口座とか、人を喜ばせるため専用の口座とか言うものもあります。
しかし、現代でかつ前向きな学生向けに最適化した形で紹介します。
以下の口座を4種類用意しましょう。
- 生活用の口座
- 貯蓄・緊急用の口座
- 投資用の口座
- 投資入金専用の口座
生活用口座
生活費に関わる入出金に使うメインの口座です。
家賃、光熱・通信費などの支払いに加え日常の食費や交際費などに使用します。
また、アルバイトや仕送りなどの入金もこちらを使います。
要するに大体決まった金額が循環する口座です。
貯蓄・緊急用口座
基本的に支払いには手を付けない入金のみの口座です。
どうしても緊急で必要になった場合や、海外旅行や自動車免許取得などある程度単発的で目標が絞られたお金だけ出金できる口座としておきましょう。
生活用口座の収入の一部をこちらへ回すよう生活費をコントロールしましょう。
生活用口座と同一金融機関であれば、定量的にこちらへ転送することもできると思います。
投資用の口座
投資といっても、自己投資という意味です。
もちろん株式や投資信託などの投資に使用しても良いでしょう。
こちらも生活用口座の収入の一部をこちらへ回すよう生活費をコントロールしましょう
定量的にこちらへ転送できるのがベターです。
この中から、自分の習い事など経験・チャレンジに繋がる費用を捻出するようにしましょう。
ITサービスなどの利用もここから捻出しましょう。
投資入金専用口座
こちらは可能であれば用意できるとベターです。
そのためには3つ目の投資用口座がプラスを維持できるよう定量的に入金されている必要があります。
要は投資した結果収入があった場合に、その金額(価値)が分かりやすいようにするための口座です。
例えば、YouTubeやブログのアフィリエイトの広告料の入金先だったり、ハンドメイドの出品販売、スタンプなどのデザイン販売、有料サービスの提供など価値を提供する機会は多くなりました。アウトプットを意識して、価値提供ができた成果を実感するためにはあると良い口座です。
どうしても難しい場合は、投資用口座でインもアウトも管理すれば良いですが、アウトプットする機会ができてマネタイズできるようであれば、モチベーションアップのためにも用意できるとよいでしょう。
まとめ
今回は、インプットとアウトプットの質を上げるために必要な考え方についてまとめました。
インプットの目的を持つことで質を高めることができます。そしてアウトプットする事自体も、インプットの質を高めることに繋がることが分かりました。
また、早い段階で自己分析をして自分を知ることも、インプットの目的を見つけアウトプット時間を確保するために重要であることが分かりました。
そして、最後は少し優良なアウトプットをして対価を得ることを前提とした話でしたが、目的に合わせた口座を用意し、自分を高めやすくする環境づくりについて触れました。
家庭など事情により、生活費の具合は異なると思いますが、余裕がある人は、アルバイトの収入などは、直接投資用口座に入金して、自己投資に回せると良いかもしれません。
自分の環境に合わせてうまくカスタマイズしてみましょう。