後悔しない大学生活を送る方法 パート3
前回は、大学時代にやっておけばよかったと後悔することを元に、今時点でどんな恩恵を受けているかということをまとめました。
前回の記事はこちら
大学生からすると、今の講義とアルバイトで結構いっぱいいっぱいだよと思うかもしれません。
しかし、社会人になると今より想像がつかないくらい時間や自由が拘束されます。
今回はこの大学時代の時間を使って、やっておいた方がよいことについて触れていきたいと思います。
大学生でやっておくとよいこと
パート1で大学時代にやっておけばよかったと後悔することをまとめましたが、つまりはそれらがやっておいた方がよいことではあります。
- もっと経験やチャレンジがしたかった
- 社会人になって活かせることに時間を費やせばよかった
ここではそれらを受けて、より深堀りした考え方とプラスアルファを考えていきたいと思います
社会人になって活かせる経験やチャレンジをする
パート1で「経験やチャレンジ」の面でアルバイトや海外旅行の例を挙げましたが、もう少し深堀りした上で、「社会人になって活かせること」の目線でプラスアルファの部分に触れたいと思います。
海外旅行
海外旅行は貴重な体験になります。長期期間が取れる、予定を合わせやすいというメリットはもちろんですが、他にも良い要素があります。
事前に語学や文化を調べることで、知識が増えることは分かりやすいと思います。
しかし、実際現地に行ってみると、その土地の町並みだとか景色だとか、空気までもが新鮮で、すべてが刺激になり、事前に調べただけでは分からないことが多いことに気付くと思います。そして現地の人とコミュニケーションを取ることで、文化の違い、価値観の違いを感じることでしょう。
これらの印象は強く残り、一生体験談として語れる思い出になるはずです。
それ以外にも、旅行の行程を組んだり、日毎のプランを立てたりする段取り力や、友達との意思決定力など自然にスキルとして身につき、後に大きな効果をもたらします。
そしてもう一つ。
大学時代に出会う友達は、一生の友達になる可能性が高いと言います。
その仲間と思い出を深め、一生語れる話題がつくれるというのは実は結構貴重なものです。
この辺りを意識できると、より良い思い出がつくれる旅行にできるのではないでしょうか。
アルバイト・インターン
「働くとは」を知るためにも、アルバイトやインターンは非常に有効な方法です。
まず稼ぐという経験は、お金に対するリテラシーを向上させるためにも必要です。お金を消費することの意識も変わってくることでしょう。
その上で、仕事を覚え、価値を提供することで、スキルアップや自信が得られるという効果が一番大きいです。目指している道があって、その仕事に触れられているなら尚更です。その場合は是非、尊敬できる正社員の先輩を見つけ、スキルを盗むべく目を光らせて見ていましょう。
そして深堀りポイントがあります。
大学生は成人を迎えていたとしても、どうしても社会的責任が根付いていません。その上、健康で多感で欲深さが強い時期でもあります。コロナ禍において若者に向けたネガティブな表現をされたこともある意味しかたない部分もあるのかもしれません。その反面、才能を開花しやすい時期でもあり社会に貢献している部分も多大にあります。
ただしやはり様々な社会的リテラシーが低いのは事実です。
社会に出た人からの助言は、その言葉以上に重いと認識したほうが良いでしょう。
ですので、アルバイトやインターンで、先輩社員同士の何気ない会話など、注意して耳を傾けておくと得られるものがあるでしょう。直接的な助言があるのであれば尚更ありがたく、言葉以上に自分の心に響かせましょう。
おそらく両親に同じことを言われるよりも効果があるのではないかと思います。
それらを意識できれば、社会人の目線で物事を考えられ、リテラシーを高めることができるでしょう。
アウトプットする
学生時代はインプット、社会人からはアウトプットの時代と言われます。
しかし、学生時代にアウトプットを経験して、アウトプット癖をつけておくと、社会人になったときにスムーズに物事をすすめることができてきます。
好きなことや関心・興味があること、将来役立つと確信しているものに対しては、是非アウトプットすることを勧めます。
ひと昔前に比べて、SNSやYouTubeなどを通して不特定多数に向けたアウトプットがしやすくなりました。おかげで参考になる情報も多くあります。
テキストであれば、ブログなどでWeb上に記録できますし、クリエイティブなものであっても音声や動画で表現することができます。
つまり多くの分野で、情報発信をする方法はあるということです。
発信をする上で、付随して身につけられることもあります。
テキストで発信するのであれば、調べるスキルと文章化するスキルが身につきます。
発信する情報の確かさ、信憑性・信頼性を見極める力と、伝える力が身につきます。
また、どのメディアであっても、全般的にツールを使用するITスキルも持てることでしょう。
なるべく人の目について欲しいということであれば、多少のマーケティング力もつけられるかもしれません。
YouTubeの活用については、こちらの記事でも触れています。
YouTubeのポテンシャルは利用価値あり
但しプライバシーやセキュリティなどには十分気を付けましょう。迷惑を被る人がいるかどうか想像を働かせましょう。そして先人の失敗をよく理解し、ITリテラシーを高めましょう。
また分かりやすく目立つところでは、YouTubeのゲーム実況というアウトプットがあります。
eスポーツの存在や、著作権に対してメーカー側がオープンにしているところもあるかもしれませんが、あまりにも身近な興味や、お金の面で安易に動くのはおすすめしません。
もちろん構成を練ったり、腕を磨いたり、学べることも多大にありますが、eスポーツのプロや、エンターテイメント、メディアの道へ進むと本気で決めたのでなければ「待った」をかけましょう。
せっかく本当に自分がやりたいことに向き合おうとしたところで、チャンスが離れていっていまいます。
そして自分の本当にやりたいことから、目的がお金や競争などに意識がいってしまいブレるきっかけを作ってしまいます。
できるだけ楽しいことをして少しでも小遣い稼ぎができればと思うかもしれませんし、周りはこんだけ稼げたという煽りを受けるかもしれませんが、そんなすけべ心は抑えて、本当にやりたいことに集中しましょう。
まとめ
今回は、大学生のうちにしておけばよかったと後悔することとして、海外旅行とアルバイト・インターンを例に深堀りしました。海外旅行と言いましたが、海外経験の意味では留学となればもっと話が早いでしょう。
要は社会に出る前に、学生の中の小さい範囲でしか生きていなかったものが、世界は広いと感じるということが大きな意義だと言えるでしょう。
その上で、アウトプットするチャンスと重要性についても触れました。
後半はSNSやYouTubeについて触れましたが、アウトプットの場は何も不特定多数の必要はありません。多くの評価が得られるのは確かですが、評価する側も責任がありませんので、偏りがあるかもしれませんし、成長を促してくれる貴重な意見があるかは分かりません。それよりは、身近な人に見てもらったり、コンテストの類に出す、イベントで発表するということの方が良いかもしれません。
最近では学生向けの勉強会も多くありますので、発表者として登壇し、プレゼン力を養うこともできますし、同年代の発表を見て刺激をもらうこともできます。
是非自分の力で、どのようなアウトプットの方法があるのか探し、どのような形のアウトプットが相応しいのか考えてみましょう。
「大学生でやっておくとよいこと」というテーマで、今回だけでは十分に紹介できなかったため、次回引き続き紹介します。